スポンサーリンク

桿体細胞(光の明暗を感知する細胞)とロドプシンとレチナール

スポンサーリンク
スポンサーリンク

 

スポンサーリンク

桿体細胞とは?

桿体細胞は、
棒状の構造をした視細胞の1つです。

桿とは棒状の盾という意味です。

 

桿体細胞は弱い光に敏感に反応します。
色を見分ける錐体細胞は弱い光は苦手です。

桿体細胞はそのため、
薄暗い場所で働き、
明暗を感じ取ることができます。

そのため、暗かろうと明るかろうと桿体細胞が細胞ごとに
指定されている閾値を超えると反応します。

よく暗いところで本を読むと目が悪くなるという迷信が囁かれましたが、
あれは暗いところで見ているからではなく、
近いところをずっと見ているからなんですね。

暗いところでいると、
明るいところがよく見えるようになります。

昔、NHKで放送していた朝ドラの
「暗闇でしか見えぬものがある」
というやつです。

ただ、暗いところで一部から強い光を浴び続けると、
視力にはあまり良くないのでその辺りは気をつけて。

桿体細胞は黄斑や盲斑を除く、
網膜の周辺部に広く分布しています。

スポンサーリンク

ロドプシンとレチナール

桿体細胞には、
ロドプシンという色素タンパク質が含まれており、
ロドプシンは光を吸収すると、
レチナールという色素とオプシンというタンパク質に分解されます。

このときに生じるエネルギーで、
桿体細胞が感じて興奮します。

暗いところに入ると、
レチナールとオプシンが、
ロドプシンに変化します。

このときに桿体細胞の興奮がOFFになり、
暗いということを感じるようになります。

アントシアニン
アントシアニンはレチナールとオプシンをロドプシンへの変化を促進する働きがあります。
暗いところと明るいところを無駄に行ったり来たりするだけで、
目では化学合成が行われているため負担になります。
スポンサーリンク

夜盲症

ビタミンAの摂取量が低下すると、
レチナールが不足し、
ロドプシンが合成されにくくなり、
薄暗くなると周囲が見えなくなる
夜盲症の原因となります。

野菜を食べてたら大丈夫ですが、
肉や炭水化物にはビタミンAはあまり含まれていないため、
バランスよく食事を摂ることが大切です。

 

コメント