呼吸色素
呼吸色素とは、酸素と結びついたり、
あるいは酸素を放したりする色素タンパク質のこと。
血液中で酸素を運搬します。
呼吸色素の種類
呼吸色素 | 色 | 金属 | 動物 | |
酸素結合時 | 酸素解離時 | |||
ヘモグロビン | 鮮赤色 | 暗赤色 | Fe | 脊椎動物 |
ヘモシアニン | 青色 | 無色 | Cu | イカ・タコ(軟体動物) エビ・カニ(節足動物) |
エリトロクルオリン | 赤色 | 赤色 | Fe | ミミズ・ゴガイ(環形動物) アカガイ(軟体動物) |
ヘモグロビンとその構造
ヘモグロビンとは?
上記にも書きましたが、
ヘモグロビンとは脊椎動物の呼吸色素で、
赤血球内に存在します。
ヘモグロビンの構造
ヘモグロビンは
ヘムとグロビンが組み合わさったサブユニットが、
4つ結合した四次構造をもつタンパク質です。
ヘモグロビンのヘムに含まれる鉄分子1個あたり、
1分子の酸素と結合できます。
そのため、
ヘモグロビン1分子で
酸素4分子を運搬できます。
ヘム
鉄を含む色素です。
ヘム鉄とも呼ばれます。
グロビン
ポリペプチドの1つです。
コメント