還元型空気説vs酸化型空気説
還元型大気
つい最近まで、
原始地球の大気は、
- メタン
- アンモニア
- 水
- 水素
などからなる還元型大気だと考えられていました。
酸化型大気
その後、地球物理学の進展で、
原始地球は
- 二酸化炭素
- 一酸化炭素
- 窒素
- 水蒸気
などからなる酸化型大気だったと判明しています。
ぶっちゃけまだ不確定領域でしょう。
今後また、変更あるかもしれません。
両方でしたとかもあるかもしれません。
ミラーの実験
1953年、アメリカのミラーは、
その当時原始地球の大気組成である還元型大気の
- アンモニア
- メタン
- 水素
- 水蒸気
をガラス容器にいれて6万ボルトの放電と、
加熱と冷却を繰り返した。
その結果、
1週間後にガラス容器内に数種類のアミノ酸(グリシンやアラニン)が発生していました。
つまり、雷でアミノ酸が生成されることを証明しました。
ミラーの実験のその後
21世紀前半ではミラーの実験は結局は意味がないと生命起源の研究者たちは考えています。
しかし、農学などでは、雷がなると農産物の味が良くなるという風聞があり、
未だに証明されていないことも数多くあるのです。
無機栄養説は部分否定され、
近年では有機化合物もグリシンなど小さい分子なら吸収できるという説が有力になってきています。
世の中、まだまだわからないことはいっぱいです。
コメント