みなさんがたとえば
テンションが高くなっている時があります。
そこでは体内ではテンションを下げようとする作用が働きます。
頑張るぞと口で出します。
でも一方では頑張らないぞというベクトルの作用も働きます。
ダイエットするぞと言うのと、
脂肪を蓄えようとする作用が両方同時に働いているのです。
これをフィードバック調節といいます。
フィードバック調節とは?
上の図のように
ホルモンに三種類あったとしましょう。
- ホルモンA=●ホルモン
- ホルモンB=■ホルモン
- ホルモンC=▲ホルモン
だとしましょう。
ホルモンCの分泌がコントロールされている時のケースを見ていきましょう。
ホルモン▲が増加
ホルモン▲が増加した場合、
内分泌腺●、内分泌腺■がホルモン▲を感知します。
ホルモン●やホルモン■の生産量を減少させるように命令されます。
ホルモン▲が減少
ホルモン▲が減少した場合、
内分泌腺●、内分泌腺■がホルモン▲を感知しにくくなります。
すると、
ホルモン●やホルモン■の生産量を増加させるように命令されます。
フィードバック調節
最終的に分泌されたホルモンやその効果が、
その結果をもたらしたルートに対して効いて、調節する仕組みのことを
フィードバック調節といいます。
フィードバック調節の例
たとえば、お腹が空いたら、食欲が増え、
お腹がいっぱいになると、食欲が満たされる。
これがフィードバック調節です。
つまり、食欲にしろ、性欲にしろ、睡眠欲にしろ、排泄欲にしろ、
我慢すればするほどますます強くなってしまいます。
まずは現状の自分をありのまま受け入れること。
そうしないと何もはじまりません。
無理にポジティブ思考をしようとすると、
同じだけネガティブ思考が反ベクトルで働いてしまいます。
負のフィードバック調節
負のフィードバック調節とは、少ないときに増やすことだけを指す用語ではありません。
負のフィードバック調節とは、
ホルモンが多い場合は減らし、
ホルモンが少ない場合は増やすという
多い×少ないというシス的反対の働きのことをいいます。
もう少しわかりやすく言いましょう。
ホモ的働き、正のフィードバック調節とは、
ホルモンが多いと、ますます変化させる働きのことです。
たとえば、女性の性周期や昆虫の脱皮のホルモンは正のフィードバック調節のホルモンです。
変化したあと、元には戻さない働きのホルモンが、
正のフィードバック調節といえます。
つまり、
負のフィードバック調節とは、元の値に戻すという意味で、
正のフィードバック調節が一回いったら帰ってこない拡散的なものに対して、
負のフィードバック調節は収束的なホルモン調節のことです。
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