3つの突然変異と進化

遺伝情報とその発現

遺伝子突然変異

遺伝子の本体であるDNAの塩基配列の変化によって、
おこる突然変異のことを遺伝子突然変異といいます。

 塩基配列の変化
塩基配列の変化とは、
塩基の一部が置換、挿入、欠失されることをいいます。

 

鎌状赤血球貧血症

アミノ酸の塩基配列の変化によっておこる遺伝病。
ホモ(同じ遺伝子を2組もつ)だと死に至る致死遺伝子です。
酸素を運べなくなるので、死にますね。

ヘテロ(違う遺伝子対)であると、
激しい運動はしにくいですが、
マラリアに抵抗があります。

 

染色体突然変異

染色体を複製するときに、構造的な突然変異を生じることがある。
欠失・逆位・転座・重複の4つと倍数性と異数性の2つがある。

英字による解説

正常

正常の染色体の遺伝子配列をABCDEとした場合の変化を以下に記します。

欠失

ABDE

Cが抜けました。

逆位

ACBDE

BとCがひっくり返ります。

転座

ANBCDE

別の遺伝子が組み込まれます。

重複

ABCCDE

Cがコピーされます。

倍数性と異数性

倍数性とは?

倍数性は染色体数が2本ずつとか7本ずつとか
本数に倍数関係が見られることをいいます。

2倍体のスイカを
コルヒチン処理で4倍体にしたものが、
種無しスイカです。

異数性とは?

染色体が1~数本増えたり減ったりした場合のことをいいます。

ヒトの異数体には、21番染色体を3本持つダウン症などの例がある。

人為的突然変異

放射線や化学物質などにより、
突然変異を人為的に誘導し、発生率を高めることができる。

1927年、マラーはショウジョウバエにX線を照射して、
人為的突然変異を起こすことに成功しました。

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